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当コーナーでは、皆様によりNGOの活動内容を知っていただくため、1〜2カ月に1団体のペースで順次NGOの紹介をしてまいります。
【バックナンバー】
第1回:ヒマラヤ保全協会 第2回:ジェン 第3回:地球の友と歩む会 第4回:日本国際ボランティアセンター
  第5回:幼い難民を考える会 第6回:シェア 第7回:ハンガー・フリー・ワールド
   

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日本民際交流センターの中心的な事業は、タイとラオスの子どもの進学の夢を叶えること。
「ダルニー奨学金」を募り、貧しさゆえに小学校、中学校に通えない子どもたちに、奨学金を提供する
国際教育里親支援を1987年から行っています。

1万円あれば、タイ東北地方の子どもやラオスの子どもが1年間学校に通うことができ、そして将来に
夢を持ち、人生を変えることができるようになります。
ここでは主にタイのダルニー奨学金事業について紹介します。

                            
                                   (資料提供・協力:日本民際交流センター、編集:NGOアリーナ寄付サイト事務局)


支援地域

タイといえば、海外旅行先として、日本人にとても人気のある国です。都市部は物があふれ、街には活気があり、高級ホテルも建ち並び……。

しかし、タイの東北部に目を向けると、日本からは想像もできないくらい貧しい農業地域が広がっています。
そこでは生活苦のために子どもも働き手とならざるを得ず、中学校に進学できない子どもたちが大勢います。
このような家庭の年収は、日本円にして約2万円程度。だから、勉強したくても、制服、教材費、運動着・
靴など、年間で1万円程度かかる中学校にはとても通うことができません。

中学校に進学するには奨学金が不可欠ですが、国が行っている奨学金事業の対象は、たいてい成績のよい子どもです。しかし、成績の良し悪しにかかわらず、子どもたちは、勉強したい、進学したいという希望を持っています。

また、教育の機会が提供されないと、物事の善悪を判断する力がつかず、長じて犯罪行為に手を染めていく危険性も高まってしまいます。

日本民際交流センターによる「タイのダルニー奨学金」は、貧しくても勉強したい、勉強して社会の役に立ちたいと願う、タイの子どもたちの中学進学を支援しています。

(写真)
左:タイ東北部の中学生(奨学生)と、母親と担当教師。
奨学生の家の前で。
中央・右:タイ東北部中学校の子どもたち。2005年5月研修旅行の
際の訪問校にて。
 

「年に1万円で子どもが進学できるのなら、ぜひ奨学金を提供したい。でも、本当に子どもに届いているの?」

奨学金のドナーの多くが、最初に感じる疑問です。でも、大丈夫。ダルニー奨学金の特徴は、「個人」と「個人」が一対一で結び合う、「相手の顔が見える」国際協力だということ。皆様からお預かりする1万円は、年間1,500バーツの奨学金として特定の中学生1人に提供され、500バーツをタイ事務局の運営費に充てています。

支援する奨学生(里子)については、それぞれ写真付き報告書(ニュース・レター、会計報告および次年度の郵便振替払込用紙を含む)が届くため、ご自身の寄附金がどの子のために役立っているかがはっきりわかります。証書には、里子の名前のほか、ニックネームや生年月日、両親の職業などのデータも入っているので、具体的に里子のイメージを描くことができますし、自分がこの子の里親なのだという責任感もわいてきます。

また、タイの場合は支援する奨学生と文通も可能。生活や勉強の様子のほか、その子どもがどんな性格なのかを知ることもできます。
また、現地への研修旅行を利用して里子に会いに行く機会も用意されています。里子の家を訪問したときに、「苦しい生活なのにたくさんの料理で歓迎してくれて、別れ際は涙が止まらなかった」という感動のエピソードも。
※為替レートにより余剰が生じた場合は、経済危機などがあっても奨学金を途絶えさせないための財源、中途でキャンセルされた奨学金の補てん、東京事務局運営費不足分に充当し、さらに付帯する現地教育関連事業への助成金として活用させていただいています。
 


ピヤワーン(右)と祖母(左)

タイの奨学生、ピヤワーン(中学1年生・女子)の場合。

ピヤワーンの両親は、彼女が幼い頃バンコクに出稼ぎに行き、ピヤワーンは両親からの送金で祖父母に育てられていました。彼女が7歳の頃、両親は村へ戻り、弟妹も生まれましたが、そのうち離婚にいたりました。

父親は食べるお金に困り、窃盗を働いて入獄。母親は再婚しバンコクで働いていますが、子どもたちへの連絡も送金もまったくありません。その後刑務所から出所した父は、家族とは離れて暮らしていますが、糖尿病を患い、重労働ができないため、あまりお金を稼ぐことはできません。

祖父母も、ともに病気を抱えているため、家族の生活はピヤワーンが雑草刈りの仕事をすることで支えています。
「とても疲れるけれど、辛抱するしかありません。働かなければお米を買えないからです。ご飯が食べられないこともよくあります」

実際、ピヤワーンも弟妹もとても痩せていて、皮膚につやもなく、あまり元気ではありません。しかし、学校には、往復8キロの道のりを学校の自転車を借りて通っています。夜に勉強するときは、ランプしかないため文字もよく読めない状態ですが、それでも彼女は、勉強する意欲に満ちています。

「私はいつも、祖父母、私、弟妹がどうやって生き残っていけるか、ということを考えています。私の夢は、高等教育を受け、よい仕事に就き、家族を自分の力で養うこと。学校では給食が食べられますし、給食が残ったときは、家に持ち帰って家族で食べることも許してもらっています」

奨学金をもらって勉強を続けること。それは、貧しいピヤワーンが生きていくための希望の光なのです。進学は、貧しい子どもたちにとって、自分の手で将来を切り拓いていくための唯一の道なのです。

 
 

成績の如何にかかわらず、より貧しい子どもを選考し、提供いただいた資金が確実に奨学生に届き、 かつその生徒の教育のために使われるシステムが確立されています。 現地でしばしば発生しがちな問題への対策が整っておりますので、安心してご協力いただけます。

Q・奨学金が奨学生に届かないのでは?
A.奨学金の全額が奨学生名義の銀行口座に入金されます。(ラオスの場合は、制服や教材等は全て物品支給となります。)

Q.親が奨学金を生活費として使ってしまうのでは?
A. 奨学金担当の教師が奨学生の預金通帳を管理し、教育目的であると確認の上、奨学生との連署でのみ引き出せます。

Q.より貧しい子に支援できるのか?
A.より貧しい家庭の子どもを優先して選考できるように、対象地域を狭めることなく,東北タイの全地域(19県)をカバーしています。

(写真)
奨学金授与式
研修旅行の参加した日本人ドナー(左)とドナーの支援する奨学生(中1)。
手にしているのは奨学金が入っている預金通帳。

 
  ※ラオスの子どもたちについて、写真のみのご紹介です。

ラオスの学校
(政府が学校を建てる金銭的余裕がないので、
村人たちが、木片や竹やワラなどを持ち寄り
学校を作りました。)

ラオスの学校のクラスで
本を朗読している少女

ラオスの少年

事業の運営方法について(タイ)

奨学金提供者と奨学生を一対一でつなぎ、広範囲の子どもたちを支援するために、東北タイ各県の多数の教育関係者がシステムを支えています。

より支援を必要とする子どもたちを選考できるように、最も状況を把握している地元の教師たちが選考段階から携わっています。 ダルニー奨学金の担当者が約2,700の学校と各県の教育委員会におり、ボランティアとして現地の事業に携わっているので、低コストで運営でき、ご寄附を最大限生かせます。

タイ側ではタイ人だけで事業が運営されているので、将来自らの手で事業を継続していく基盤ができます。 タイと東京の事務局では、正確かつ効率よく事務処理する体制ができています。 その結果、年1万人以上の奨学生の中学進学を効率良くかつ効果的に支援できます。

 

教育を受ければ将来の選択肢を増やすことができ、貧困の連鎖から抜け出すことができる力が身につきます。
皆様のご支援をお待ちしております。

※日本民際交流センターへのご支援はこちらへ

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