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| 当コーナーでは、皆様によりNGOの活動内容を知っていただくため、1〜2カ月に1団体のペースで順次NGOの紹介をしてまいります。 | |
【バックナンバー】 |
第1回:ヒマラヤ保全協会 第2回:ジェン 第3回:地球の友と歩む会 第4回:日本国際ボランティアセンター |
| 第5回:幼い難民を考える会 第6回:シェア | |
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、飢餓のない社会をつくるために、1984年に設立されたNPO法人です。すべての人が飢餓のある世界に暮らしている、だからこそ共にビジョンを創作し、協力して働くという「共創協働」を活動の理念とし、地球上のすべての人が肉体的にも精神的にも豊かで、将来に希望が持つことができる世界を目指しています。 |
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| 5歳未満の子どもの60%が発育障害、50%が低体重――。バングラデシュは、子どもの栄養不足人口の割合が世界でもっとも高い国の一つです。 貧困人口が国民の80%にあたる6300万人と、世界で3番目に多く、しかもそのうち40%が極貧状態とあっては、無理もありません。収入は、65%以上の世帯で1日1ドル以下。学校に満足に行くことができないどころか、日々の食べ物や安全な飲料水にも事欠く環境におかれているのです。 2000年に国連は「2015年までに世界の貧困を半減させる」というミレニアム開発目標を掲げましたが、この目標達成のためには、バングラデシュの飢餓人口削減は不可欠です。ハンガー・フリ・ワールドは、国連の目標達成に加え、独立50周年にあたる2021年に「バングラデシュを飢餓と貧困から解放された国として祝う」というビジョンのもと、農村部の2地域で集中的に活動をしています。 |
![]() ダッカ市内のスラム 川のうえに粗末な小屋を組み、生活している。水面に浮いているのは生活ごみ。とても不衛生。 |
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![]() 家庭菜園・縫製指導等を経て世帯の生活水準が向上。 技術を身に付けた女性は自信を得て 将来の夢や希望を持ちはじめた。 ![]() HFWバングラデシュでは住民と共に、ワークショップの 開催やさまざまな会議やキャンペーンを行うことにより 啓発活動にも力を入れています。 |
ハンガー・フリー・ワールドの活動のポイントは、大きく3つ。 まず、住民の自発的で積極的な参加が得られること。 2つ目は、対象となる国や地域の中でも、飢餓・貧困がより深刻な住人を対象にすること。 3つ目は、食料問題だけではなく、生活全般の向上に成果をもたらすこと。このようなポイントを押さえることで、より効果的に人々の自立を支援できるのです。 というのは、物資援助だけでは、一時的に生活状況が改善されても、援助が終われば元の貧しい生活に戻ってしまうことが多いからです。支援対象者自身が自立した生活を営む意志がなければ、真の問題解決はできません。 ハンガー・フリー・ワールドは援助を期待する人々に、 「みなさんが一歩を踏み出そうとしない限り、ハンガー・フリー・ワールドは何もしません。皆さんは何が必要で、そのために何ができますか?」 と問いかけます。 このようなハンガー・フリー・ワールドの姿勢は、理解されるまでに時間がかかることもありますが、一度納得してもらえれば、住民は積極的にプロジェクトに参加するようになります。 たとえば、女性や若者、政府関係者、他のNGOも巻き込み、地域住民の強い支持を得て活動を展開中のバングラデシュ。「日本からの1円の援助で、15タカ(約33円)の効果を生み出そう」という合言葉のもと、縫製、養蜂、果樹栽培などの事業に熱心に取り組んでいます。 |
![]() 果物の植林は栄養改善、収入向上につながる。 強風から家を守ったり、洪水の被害を防ぐ役割もある。 |
バングラデシュでも最も貧しい地域の一つであるポンチャゴール県ボダ郡では、農業訓練センターを建設しました。農業トレーニングは2005年7月からスタートしています。 このセンターで教えているのは、環境に配慮した農業です。農薬や化学肥料に頼りきった農業や、無秩序な焼き畑のような農業では、短期的に収穫が増えても、長期的に見ると生産量が減り、長期的に自立した生活を営むことは難しいからです。 主なトレーニング内容は、有機農業(伝統的に栽培されてきた米、豆、芋、野菜などの栽培)、果樹・薬用樹の植林、養蜂、ケナフの栽培、魚、アヒル、牛などの飼育、堆肥作り、バイオガスの製造と使用など。それぞれのプログラムが相互に作用して、効果を高めることが目的とされています。 2005年度は60名の農家を対象に、1回1〜2週間のトレーニングを実施。2006年度からは、年200名の農家にトレーニングを提供する予定です。 |
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すでに一定以上の成果を見せているものに、養蜂事業があります。国連食糧農業機関とハンガー・フリー・ワールドが2004年に協同で取り組んだ養蜂事業によって、10村の住民100名が、用具の提供と生産方法の指導を受け、養蜂による収入を得られるようになりました。 ハンガー・フリー・ワールドはハチミツの販路拡大のため、ポスターやイベントなどでハチミツの栄養や調理法を紹介したり、子どもの栄養改善事業でも養蜂事業の生産者から購入したり。生産者同士の情報交換や、利益を貯蓄して運用する基金の開設もサポートしました。 最終的に、全体で180の巣箱から、1260kgのハチミツが収穫でき、各家庭で消費したほか、販売も行い、生産者全員で約20万タカ(約40万円)の収入を得ることができました。この成功談は複数のメディアで紹介され、各地で後に続こうという人が出てきています。 ハンガー・フリー・ワールドは生産者の希望を受け、今後2年間、支援を続けていく予定です。 |
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ハンガー・フリー・ワールドでは、活動地域において様々な事業を展開し、飢餓・貧困の中にある地域を |
【活動地紹介:活動地の状況】 |
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【ハンガー・フリー・ワールドが行う事業内容(バングラデシュ)】 |
| 1.住民の組織化(農村開発委員会、女性、若者) 2.教育(奨学金、初等教育学校) 3.職業訓練(縫製、農業等) 4.栄養改善(養蜂、家庭菜園、養魚等) 5.環境保全(植林) |
6.収入創出(小規模融資、荷車購入支援等) |
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