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※国際協力NGOについては原則として1団体につき主な2つの事業のご紹介をしています。
  当サイトでご紹介する事業以外にも、様々な国で様々な事業を行っております。詳しくは各団体のHPをご覧ください。
 
   
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特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 とは…            

健康で平和な世界をすべての人とわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生が中心になり、シェア=国際保健協力市民の会が1983年に設立されました。これまで、海外に医師・看護師等を派遣し、人と人とのつながり、学びあいを重視した協力関係を探り、築いてきました。私たちは地域の人々と協力し、人づくり、自発的な助け合いによる健康づくりを目指しています。

また、日本国内においては医療にアクセスが困難な外国人のための出張医療相談や電話医療相談、タイ語でのエイズ電話相談などに取り組んでいます。
すべての人々が基本的な保健医療サービスを受けられるようになること、そして健康づくりが地域の人々自身の活動になることが私たちの願いです。
 

【主な事業T】

コミュニティ母子保健プロジェクト

長い内戦が終わり平和と安定の時代に入り始めたカンボジアですが、発展とともに都市と農村の貧富の格差は広がっています。
シェアは農村の人々が自分たちの力で健康を守れるよう、地域保健活動に取り組んでいます。

【活動国】   カンボジア
【支援対象者】 農村地域の一般住民
【支援分野】  保健医療

【主な事業U】

在日外国人のための保健事業

日本には多くの外国人が滞在しています。しかし、言葉の壁や厳しい労働条件で働く中、健康保険がない等の理由により、医療機関にかかることが困難な外国人も少なくありません。

シェアは日本においてもいのちの格差をなくすために、外国人のための保健活動を行っています。

【活動国】日本
【支援対象者】医療を受けることがより困難な状況におかれた外国人
【支援分野】保健医療

   

【主な事業T】
コミュニティ母子保健プロジェクト
  カンボジア農村で人々が健康に暮らすために
シェアがカンボジアの農村で行った調査によると、子どもを亡くした経験を持つ母親は20代で14%、30代で23%にも上りました。

子どもの死が決して他人事ではないという事実が、カンボジア農村の保健状況をよく表しています。その原因としては、長く続いた政治対立と武力衝突の影響を受け、医療設備・人材の不足、一般的な栄養状態と衛生環境の悪さなど、様々な要因があげられます。

シェアは、プノンペンの東方約90kmの農村地帯で、地域の人材育成、そして病院や保健センターといった保健システムへの支援を通し、健康な村づくりを目指して活動しています。 
 
 

ボランティア体制の構築 〜地域と保健システムをつなぐボランティア〜


ボランティアによる地域住民への保健教育の様子

シェアはお母さんグループや伝統助産師さんなど、地域の保健のキーパーソンの育成に関わってきました。

現在はこれらのキーパーソンが、政府によって新たに導入された「公的ボランティア」として活動し、保健ボランティア体制が構築されることを目指して活動しています。

農村でのボランティアは、保健スタッフへ地域の人々の保健状況について報告したり、保健センターからのお知らせを地域住民に伝えるなど、保健スタッフと地域住民の橋渡しという重要な役割を果たしています。

病院や保健センターがボランティアをサポートし、同時にボランティアの協力を得てより良い保健サービスを提供できるよう、シェアは保健知識のトレーニングなどを通してボランティア体制の運営を支援しています。

   
  母子保健サービスの強化 〜母親と子どもの健康を守るために〜


保健センターに集まる村のお母さんたち

カンボジアの農村地帯においては、女性の妊娠・出産は危機的な状況にあり、早急な取り組みが求められています。

地域の保健センターに配属される助産師の数が少なく、伝統助産師が妊産婦の健康チェック、出産介助の担い手となっています。

しかしながら、正規の訓練を受けていない伝統助産師の不適切な対応により母親や子どもの命が危険にさらされる可能性も否定できません。

シェアは、農村地帯で安全に出産できる環境を整えるために、保健センターの助産師と協力して、伝統助産師に正しい知識と技術を伝える活動をおこなっています。
 

 

  保健センターの建設 〜住民にもっとも身近な保健施設の確保〜

建物のある保健センターの様子

現在シェアが活動している地域には17箇所の保健センターが配置されていますが、その内建物が存在する保健センターは9箇所のみであり、残りの8箇所においては、保健センターのスタッフは自宅での診療を余儀なくされています。

また、建物の無い保健センターでは建物のある保健センターに義務付けられているサービスが適応されず、機材や薬剤も限られることから、地域住民は十分な保健サービスを受けることが困難な状況です。

慢性的に医療人材が不足し、保健施設が整備されていない地域においては、住民の身近にある保健センターを保健医療活動がおこなえるよう整備することが急務であり最優先です。
シェアは、郡保健行政局がおこなう国や援助機関への保健センター建設申請を側面支援していますが、すぐに建設が認められる状況ではありません。

保健センターが1棟建設されると、約1万人の地域住民が資格を持った医療従事者による、比較的安価な保健サービスを受けることができるようになります。保健センター建設を実現させるために、皆さまからのご支援をお願いいたします。

 

【主な事業U】
在日外国人のための保健事業
  日本においても 平等に健やかに暮らせるために

現在日本には、200万人以上の外国人が暮らしています。
今後、ますます少子高齢化に伴い労働人口の人手を欠くことになる日本経済にとっては、外国人労働者に支えられる局面が大きくなることが予想されます。

その一方で、厳しい労働条件の中で働く外国人の中には、健康保険がない人もいます。更に、言葉の壁も加わり、医療機関を受診する病状にありながらも受診できない状況におかれ、重症化に陥る人もみられます。

いかなる状況におかれていても全ての人々が‘人権’として健康を維持できることを目指し、人道的な見地から市民の手による保健活動に取り組んでいます。関連する他団体や医療機関、自治体、そして外国人コミュニティと連携した活動を行っています。

 
  外国人のための無料出張健康相談会 〜いのちの格差をなくすために〜


歯科医師による歯科衛生指導の様子

日頃、保健医療サービスを受けることが困難な状況におかれる外国人のために、東京近郊の外国人が集まりやすい教会や公共施設などで、出張健康相談と健診により必要に応じた医療機関への紹介を行なっています。

また、結核、生活習慣病、う歯(虫歯)などの早期発見の機会を提供すると共に、外国人が自分の健康問題に気づき、健康管理を増進できるように働きかけています。

シェアは教会やNGO並びに外国人コミュニティと協力しながら相談会を実施していますが、シェアの運営メンバーは医療従事者や学生を含めた市民ボランティアにより支えられています。

これまでに健康相談会を受診した外国人の数は、7000人を超えます。

 
 

外国人医療に関する電話相談 〜いのちを支えるホットライン

言葉や経済的理由、情報不足などの理由で医療機関を受診できずにいる外国人や、療養上の問題を抱える外国人のために日本語、英語、タイ語による無料電話相談を行っています。

また、医療相談員や外国人支援員から寄せられる、外国人患者への医療提供の工夫や、母国の医療情報並びに帰国後の受け入れ機関に関する相談等にも対応しています。

外国人に関する医療電話相談件数
   
  在日タイ人のためのエイズ支援 〜国境を越えて連携する〜


TAWANによる、タイ人向けの性・エイズ教育

タイでは2003年から公的医療の枠でエイズ治療が無料で提供されるようになりました。一方で、日本に長年滞在しているタイ人の間では、こうした希望となる情報が十分伝わっておらず、自発的なHIV抗体検査や受診ができず重症化する人もいます。

そこで、HIV/AIDS在日外国人支援ネットワークとして、他のNGOやボランティア達と共に、タイ人HIV陽性者の療養支援とタイ人コミュニティを対象にした予防啓発活動を行っています。

療養支援においては、医療通訳の派遣や母国の医療情報の提供並びに必要に応じた帰国支援を行っています。予防啓発活動は、タイ人の健康をサポートするタイ人ボランティアグループ‘TAWAN’が主体的に取り組めるよう連携しています。
   
  エイズに関する普及啓発活動・研修 〜海外の経験を日本で生かす〜


HAATASによる若者向けワークショップ、エイズすごろく

日本では若者のHIV感染の拡がりが懸念されていますが、人々の予防に関する意識は低く、エイズや性感染症の正しい情報が必要とされる若年層へは十分に届いていない状態です。

そこでシェアは海外での活動の経験を生かし、若者をターゲットに学校やイベントでの性・エイズ教育やワークショップを実施しています。

また若者から若者へエイズのことを伝えていくことを目指して、エイズボランティアチーム「HAATAS」が結成され、ミーティングを定期的に行い、イベントにおいて積極的に若者へ伝えられるようになっています。

また、医療相談員を対象にした在日外国人HIV陽性者への療養支援に関する研修事業や医療通訳育成研修の運営にも専門性を活かして協力しています。
 
  出張講座 〜知ることから始まる国際協力〜


ゲームやワークショップを中心に
参加者が一緒に考える

シェアは、日本国内の人々に世界の状況を伝えることも大切な役割と考えています。

海外や国内の保健医療について考える講演会、海外プロジェクト帰国者による活動報告会など、国際協力について触れる機会を頻繁に設けています。

外部より依頼があれば、講座や講演会、授業等への講師やパネリストの派遣も行っています。

日本の人々が、世界の人々の置かれている状況を理解し、つぎの国際保健協力の担い手になっていってほしいと願っています。

出張講座内容:国際協力、国際保健・国際看護、外国人医療、エイズ