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※国際協力NGOについては原則として1団体につき主な2つの事業のご紹介をしています。
  当サイトでご紹介する事業以外にも、様々な国で様々な事業を行っております。詳しくは各団体のHPをご覧ください。



熱帯森林保護団体のホームページへ

熱帯森林保護団体の詳細データ
 

熱帯森林保護団体(RAINFOREST FOUNDATION JAPAN) とは…

熱帯森林保護団体は、ブラジル・アマゾン地域の熱帯林保護活動と、その地に暮らす先住民の存続支援活動を目的としたNGOです。国内では上記2点の啓発活動を行っています。


この美しい地球を、子どもたちの世代にも残しておくことができるように、今、私たちはできることをしたいと願っています。
皆様のご理解とあたたかいご支援をお待ちしています。

 
 

【主な事業T】

熱帯林保全事業

世界の生物種の宝庫、
アマゾンの熱帯雨林。

そこが今、大規模開発により、急速なスピードでその姿を消しています。

【主な事業U】

野生生物(蜂)保護事業

このプロジェクトでは、養蜂を利用した蜂類の保全を行うことで、支援対象地周辺の自然環境とそこに暮らす先住民生活存続支援につなげていくことを目的としています。
消失の理由は、鉱物採掘、牧場造成、ダム建設、穀物類の畑の開墾などです。それら全ては、私たちの暮らす日本をはじめとする先進諸国の需要を満たすために行われます。

これら開発がアマゾンの森を飲み込み、急激に拡大したことにより今、アマゾンでは異常気象が頻発し、自然発火による森林火災の度重なる被害や生態系の変化が起こり先住民たちの森での暮らしをおびやかしています。

本事業では、そのような状況に対応するため、先住民との協力により、養蜂を活用した森林の活性化を目指す熱帯林保全事業及び伝統的作物を植えるカマユラ族女性による畑プロジェクトを展開します。
【活動国】ブラジル(アマゾン地域)
【支援対象者】 一般住民(先住民)
【支援分野】  環境保全
蜂と植物との関連をより明解にすることで、野生植物の活性化にも貢献し、この地域の自然保護と蜂の減少を止めることにも役立ちます。

また、蜂の習性を利用して養蜂も同時に行い、良質な蜂蜜の生産により先住民の経済的な自立も望めます。







【活動国】ブラジル(アマゾン地域)
【支援対象者】 一般住民(先住民)
【支援分野】  環境保全

【主な事業T】
熱帯林保全事業
  アマゾン熱帯雨林は今

開発のため切り開かれるアマゾンの森

 


アマゾンの熱帯雨林は「地球の肺」と呼ばれるように、私たちの毎日に必要な酸素の生産源であるといわれています。

ところが、そのアマゾンの熱帯雨林は減少し続けています。

2004年には過去最悪だった1994年に次ぐ面積の27,429平方kmの森林が破壊されました。(INPE:ブラジル国立宇宙研究所調べ)
※27,429平方km=四国の面積の約1.5倍/東京都の約12倍の大きさ

このスピードで森の開発が続くと、アマゾンの森は数十年で消失してしまいます。

熱帯雨林の破壊は地球の大気の流れや降雨量にも影響し、世界の気候を変動させることにもなっています。

 
  熱帯雨林が破壊される理由

牧場の牛の群れ


他国へ輸出されるアルミの塊


熱帯雨林を切り開きつくられた

ツクルイダム(東京都23区に匹敵する面積) 



金採掘場跡

金採掘時に使用される水銀 
 

なぜ地球の大切な資源である熱帯林は開発されてしまっているのでしょうか。
下記のようないくつかの理由があります。

1) 牧場を造るため

1990年代は、熱帯雨林消滅の原因の8割が、牧場の造成によるものと言われていました。
ここで飼育された牛は食用の牛肉として先進国へ輸出されています。
また近年では欧米のBSE問題により、ブラジルの牛肉が注目されています。

本来酸性の土壌であるブラジルの土地は数年で牧草が生えなくなるため、新たにまた牧場の造成が拡大されます。

2) 大豆畑を造るため

日本人の暮らしに欠かせない大豆ですが、日本の国内自給率はわずか4%、多くを輸入に頼っています。ブラジルからは大豆の全輸入量の13.5%を輸入しています。

ブラジルは米国に次ぐ世界第2位の大豆供給国で 近年ではその優れた栄養価が認められ、中国等でも消費が激増しています。

3) バイオエタノールをつくるため

ガソリンに替わるエネルギーとして注目を浴びているバイオエタノール。生産国の第1位はブラジルです。熱帯雨林を焼き払いサトウキビ畑やトウモロコシ畑が造成され、エタノール燃料となり、先進国に輸出されます。

4) 商業伐採

アマゾンで行われている商業伐採のうちのおよそ80%は違法伐採です。他国の安い家具や内装材、合板など木製品の供給のために行われています。

無計画に伐採が行われると、インディオ達の住むより奥深い地域に通じる道路が建設され、更なる開発・破壊が進むことになります。合法で適切に管理された森林からの木製品を購入することが求められます。

5) 鉱物を採掘するため

■アルミ
アルミの原料は、ボーキサイトという鉱石です。熱帯雨林地域に多く見つかります。
ボーキサイトからアルミのインゴッド(塊)にするためには多量な電力を必要とするため、熱帯林を壊し、水力ダムがつくられました。アルミはブラジル国内だけでなく先進国へと輸出れます。

■金
今やアフリカ以上の金脈があるというブラジルでは貧困層の人が一攫千金を夢見て金採掘場へと群がります。
金を選別するために1980年代から水銀を用いるようになりました。金1gを採掘するために、水銀3gが必要となります。金の選別を行うために水銀はガスバーナーで空中散布され、残りは川に放出されます。
このため魚を食するインディオの人が水銀中毒に犯され、現在深刻な問題となっています。

■カラジャス鉄鉱山の開発について

1967年アマゾン川流域のカラジャス地域で、世界一の鉄を埋蔵しているカラジャス鉄鉱山が発見されました。

鉱山はすぐに開発がはじめられ、日本のODAが投入され、大規模なものとなりました。

110トンの鉄を生産するためには200,000トンの採掘が必要とされます。そして、国外に輸出するために大西洋側の港までの鉱物運搬用道路、鉄道が 引かれ、湾岸整備が行われました。

鉱山開発のためにこの地に暮らしていたカラジャ族4,000人が生活基盤の土地を失うこととなりました。

掘り出された鉱物の36%が日本へたどりついています。
マンガン、金、ボーキサイト、アルミ等の開発についても、日本は融資、そして大きな消費先として 重要な役割を担っていることはいうまでもありません。


カラジャスの鉄鉱山



金採掘のために使用される水銀に

よる汚染中毒(インディオ女性)
     
  アマゾンの森は再生することができません


森が焼かれています


焼き払われた森

開発が進むアマゾンの森の様子を、代表 南研子氏はこう話します。

ブルドーザーが熱帯森林をなぎ倒し、数週間、乾燥させた後、森に火が入れられます。
何日もの間、まるでキノコ雲のような煙がもうもうと立ち上がり、周辺は大きなたき火の近くにいるような状態。鼻を突く匂いがまん延し、風が吹くとその煙がインディオの村にも届き、目や喉が痛み、呼吸するのも大変なほどです。』
『そこここに黒焦げになった木が倒れていたり、そのまま真っ黒で立っている木は、まるで悲鳴を上げ、息絶えた人間の姿のようにも映ります。』

また開発は、そこだけにとどまりません。
そこに住む先住民に全く知らされることなく、物資を貯蔵するための倉庫や物資を都市に運ぶための幹線道路を作るために、また熱帯雨林が切り開かれます。

『アマゾンは酸性土で、決して肥沃な土地ではありません。
樹木層は高さが70メートルもあるのに対し、土壌は数センチから数十センチしかありません。木が切られたり焼かれると薄い表土が雨水で流され、回復不能な荒地と化してしまいます。
もとに取り戻すには百年単位での時間がかかるような土地なのです。それなのに、急速なスピードで森が失われています。
今、止めないと、手遅れになってしまうかもしれません。』


 

  アマゾンは種の宝庫です

カワウソ


ランの原種


ワニ


オウム


豹の子ども


 カピバラ

(世界最大のげっ歯類)

アマゾンは、世界に現存する最大の熱帯林です。氷河期にも緑が残ったため、多くの種の避難場所となりました。地球上の生物遺伝子資源の約半分が生息しているといわれている、世界でも類い稀な地域です。

西洋医学で使う医薬品の原料である薬草の一部はアマゾンの熱帯林から発見されます。

今、その生物種が、猛スピードで絶滅しています。毎日100種以上の動植物が絶滅しており、あと40年で地球上の種の4分の1が絶滅する速さです。

その中でも「インディオ」という人の種も絶滅の危機に瀕しています。

500年ほど前に白人がこの地にやってきてから、虐殺、奴隷化、白人の持ち込んだ病気によって当時約1,000万人近く存在していたであろうというインディオが現在32万人(FUNAI調査、96年)に減少しました。

実に96%のインディオ達が死滅しています。
日本の消費経済を支えている原料は、インディオのジェノサイド(殺戮)を礎として、確立していったともいえるのです。

     
  望みを託して 〜過渡期を迎えている先住民の暮らし〜









熱帯林は脆弱で、一種でも減少すると全体の生態系にまで影響を及ぼすため、当団体では1997年より森の再生と活性化を目的とした植林事業を実施してきました。

しかし、2009年の現地視察において、シングー先住民保護区のあるマト・グロッソ州消防団とのミーティングにてシングーでは今、自然発火による森林破壊が深刻化しているという事実を聞きました。

シングー先住民保護区は、周囲の過度な開発により、今となっては荒地に浮かび上がる緑の孤島のようになっています。それほどに開発は進み、シングー保護区に迫ってきています。

開発により伐採が行われると、うっそうとしたジャングルの代わりに残るのは脆弱で岩盤か砂漠のような真っ赤な大地だけです。そして、その大地は水分も、栄養も蓄えることができません。

森林が失われることにより、大気は急激に乾燥し、ところどころ残った森でも、葉がかすれあうだけで火が起こるほどになります。さらに、森林火災がひとたび起これば、その火種がまるで竹の根っこのように大地にはりめぐらされ、どこで火事が起こってもおかしくないような状況になります。

数年間継続してきた植林事業も、そのような状況をふまえ、検討しなおすこととなりました。現段階で植林を行っても、火種にまきをくべるような行為になってしまうからです。

そのため、熱帯森林保護団体は、2010年度にマト・グロッソ州消防団と先住民の協力を得て、火災の対応、消防団の育成など自然発火防止対策事業を支援するための物資提供を行いました。

その後、養蜂を活用しながら森林の状況を調査する熱帯林保全事業を野生生物(蜂)事業と並行するかたちで実施しています。規模は小さいプロジェクトですが、参加者全員の顔がよくわかり、小さな意見も聞く事ができます。対象はシングー川源流域の7部族です。

また、同じ源流域のカマユラ族の女性たちから上がった声を反映して2013年より女性達による伝統的作物の畑事業も開始しました。種類が減っている彼らの主食であるイモを始めとして植えることで、森林が急激に減少し生態系の変化が起きているジャングルでの生活を、女性の目線から改善していこうというプロジェクトです。
畑を維持することを通して周囲の森林を調査、観察し、また同時に不法侵入者による乱伐の摘発にも役立ちます。  

■熱帯林に暮らす野生動物、植物の調査と保護活動 
■現地住民協力のもと、不法侵入者による伐採、野生種乱獲の監視プロジェクト実施 
■ブラジル政府に対して以上のアドボカシー(提言)活動

   
  皆様のご支援をお願いいたします 〜先住民への支援をとおして熱帯林を守る活動へつなげます〜

ブラジルアマゾンの熱帯林は、複雑な要素が絡み合って減少しています。

熱帯森林保護団体では、森を守るためには、森を生活の一部として生きている、「森の番人」である、先住民を支援することが、結果として熱帯林の保護につながると考えています。

生活の基盤をジャングルに置く先住民は、畏敬の念をもって自然と接し、何万年にも渡り「持続可能な開発」方法で森と共に生きてきました。アマゾン全体が彼らの生活の一部です。彼らは独自の生活文化の存続を強く願っており、先住民こそが「森の番人」であるということができます。

また、文明という迷路から脱出するための鍵を先住民と呼ばれている人たちが握っているように思われます。

大規模な環境破壊が世界中で展開され、自然との共生のありかたを今一度認識する時期にきています。熱帯林が全滅する前に、今こそ一人一人の意識変革(パラダイムのシフト)が必要であると考えます。

この美しい地球を、子どもたちの世代にも残しておくことができるように、今、私たちはできることをしたいと願っています。
ご理解と皆さまのあたたかいご支援をお待ちしています。

   

【主な事業U】
野生生物(蜂)保護事業
  養蜂と自然環境と先住民の暮らし

養蜂専門家を交えたカマユラ村での会議


ヤワラピチ村での養蜂作業風景

採取した蜂蜜
2009年から開始した調査事業は、ダム建設の影響で枯渇した水源調査、薬草を含む野生植物の群生の減少の度合いなどを実施しました。
その結果、絶滅に瀕している野生種、特に蜂の減少が急激に起こっていることがわかりました。

蜂と植物の絶妙なバランスで森が守られ、行動範囲が広く多種にわたる植物種と関連の深い生態を持つ蜂の減少はそれら植物種の減少にもつながります。
このような状況に至ったのは支援対象地域周辺の急激な開発により森が消滅したことが大きな要因といえます。



当団体では、2010年よりこの養蜂を利用した蜂類の保全事業を主軸として活動を行っています。

現在、シングー川源流域の7部族を対象として、蜂箱や養蜂服、器材などの支援及び、養蜂専門家による技術指導を行っています。

支援対象地は広大なシングー先住民国立公園に分散するため、乾季・雨季を通して年間3〜4回、養蜂専門家が対象7集落を定期的に訪れています。

また、毎年6月〜7月には当団体代表及びスタッフが、養蜂専門家の現地視察に同行し、先住民と討議を重ね、事業の内容をより充実させるべく、活動を行っています。


養蜂事業の進捗状況はとてもよく、安定的な蜂蜜の生産も確保されつつあります。


今後はこれを市場に出すことを視野に入れ、ますますの技術指導や組織作りを目指しています。
 
  その他様々な事業を行っています
熱帯森林保護団体では、今後も熱帯林と先住民の命を支援していきます。
上記事業のほか、下記のような事業を行っています。

◆医療支援事業

本来来この地にある風土病などは、呪術師が医者としての役目を果たし、薬草で完治しますが、部外者が持ち込んだ感染症などは、免疫力がないインディオにとっては脅威になります。

過去には、熱帯雨林に眠る資源を狙い、意図的に病原菌が持ち込まれたこともありました。

はしかやインフルエンザ、結核等に対して緊急医療支援を行っています。また、医薬品やビタミン剤の物資提供も行っています。

また緊急に病気で入院したインディオの医療費および交通費の資金提供を行っています。


医薬品支援


結核治療支援

 

◆物資提供事業

先住民のニーズがあり、緊急かつ需要がある物資(ボート、エンジン、船外機など)の提供を行っています。

移動手段として水路を利用しているインディオにとって、船とボートは時として命綱になります。

また過酷な自然状況下において、機械の磨耗が早いために企業の専門家を招き、メンテナンスをインディオの若者に教えるコースを行いました。


支援したエンジンとボート


専門家による船外機講習風景

 

伝統文化収録風景

◆先住民文化記録事業

インディオの知恵は、文明社会に生きる人々にとってもキーワードになるような
知恵が隠されています。

彼らの伝統文化を記録、保存することも重要な支援事業です。ビデオ、本、CDの制作や展示会での紹介等、先住民の文化記録プロジェクトを行っています。

   
  参考:インディオの子育てと通過儀式について

インディオの社会では、赤ちゃんが生まれるとお母さんは約2ヶ月間育児だけに専念します。肌身離さず赤ちゃんをいつも抱っこしています。お母さんの世話は家族が協力し、皆で赤ちゃんを育てます。
   

そして子ども達は子ども達の社会の中で育っていきます。インディオは子どもの社会が確立しており、大きい子どもが小さい子どもにジャングルで生きる知恵を遊びの中で伝えていきます。

大人はよっぽど危険なことがない限り介入せず、子どもの社会を尊重し、見守っています。

   


子どもの名前をつける祭り 

大人になるまでの儀式
独自の文化を継承するこの地域に暮らすインディオの人々は、私たち文明社会とは異なった価値観のもと、様々な儀式を執り行います。