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※国際協力NGOについては原則として1団体につき主な2つの事業のご紹介をしています。
  当サイトでご紹介する事業以外にも、様々な国で様々な事業を行っております。詳しくは各団体のHPをご覧ください。



熱帯森林保護団体のホームページへ

熱帯森林保護団体の詳細データ
 

熱帯森林保護団体(RAINFOREST FOUNDATION JAPAN) とは…

熱帯森林保護団体は、ブラジル・アマゾン地域の熱帯林および野生生物の保護活動と、その地に暮らす先住民の存続支援活動を目的としたNGOです。国内では上記2点の啓発活動を行っています。


この美しい地球を、子どもたちの世代にも残しておくことができるように、今、私たちはできることをしたいと願っています。
ご理解と皆さまのあたたかいご支援をお待ちしています。

 
 

【主な事業T】

熱帯雨林の保護および植林活動

地球上の酸素の4分の1が、アマゾンの熱帯雨林で作られているといわれています。

そこが今、急速なスピードで消失しています。

毎年東京都の約10倍の面積にあたる約2万平方kmの森林がなくなっています。

消失の理由のひとつは、牛肉や大豆を生産するためです。
牛を飼育し大豆を生産するために熱帯雨林が伐採され、多くの牧場や畑がつくられています。

最近では石油に代わるエネルギーとして注目されているバイオエタノール生産のために熱帯雨林が伐採され、サトウキビ畑とトウモロコシ畑へと姿を変えています。

この地を保全することは地球温暖化の対策にも繋がります。皆様のあたたかいご支援をお待ちしております。

【活動国】ブラジル(アマゾン地域)
【支援対象者】 一般住民(先住民)
【支援分野】  環境保全

【主な事業U】

先住民の子どもを対象とした識字教育事業

インディオの知恵は、文明社会に生きる私たちにとってもキーワードになるような知恵がたくさん隠されています。

しかしながら今の状況下では、ブラジルの公用語であるポルトガル語を話せず、インディオの子どもはブラジル社会の最下層に従属せざるを得ない状態になってしまいます。

白人社会と共生するためにも次世代のインディオの子どもは独自の文化に対する理解、外部の情報、ポルトガル語の習得は必至です。

これらのことを考慮し、1994年からインディオ居住区内において識字教育を実施しています。2000年からはインディオの教師育成事業も始め、現在はインディオ教師が教壇に立つまでになりました。

最終目的はインディオ自身が自治権を持ち、彼ら自身で学校運営を遂行していくことです。

【活動国】ブラジル(アマゾン地域)
【支援対象者】 子ども(先住民)
【支援分野】  教育
   

【主な事業T】
熱帯雨林の保護および植林活動
  アマゾン熱帯雨林は今

開発のため切り開かれるアマゾンの森

 

アマゾンの熱帯雨林は大量の二酸化炭素を吸収し、大量の酸素を生産してくれています。その量は実に地球の酸素の4分の1であり、「地球の肺」と呼ばれています。

ところが、そのアマゾンの熱帯雨林が、近年、
減少し続けています。

2004年には過去最悪だった1994年に次ぐ面積の27,429平方kmの森林が破壊されました。(INPE:ブラジル国立宇宙研究所調べ)
※27,429平方km=四国の面積の約1.5倍/東京都の約12倍の大きさ

この破壊は近年ますます拡大しており、アマゾンではこの30年間で66万平方km(日本の国土の約2倍)の熱帯雨林が消失しました。


熱帯雨林の破壊は地球の大気の流れや降雨量にも影響し、世界の気候を変動させることにもなっています。

 
  熱帯雨林が破壊される理由

牧場の牛の群れ

他国へ輸出されるアルミの塊

熱帯雨林を切り開きつくられた
ツクルイダム(東京都23区に匹敵する面積) 


金採掘場跡

金採掘時に使用される水銀  

なぜ地球の大切な資源である熱帯林は開発されてしまっているのでしょうか。
下記のようないくつかの理由があります。

1)牧場を造るため

1990年代は、熱帯雨林消滅の原因の8割が、牧場の造成によるものと言われていました。
ここで飼育された牛は食用の牛肉として先進国へ輸出されています。
また近年では欧米のBSE問題により、ブラジルの牛肉が注目されています。

本来酸性の土壌であるブラジルの土地は数年で牧草が生えなくなるため、新たにまた牧場の造成が拡大されます。

2)畑を造るため

日本人の暮らしに欠かせない大豆ですが、日本の国内自給率はわずか4%、多くを輸入に頼っています。ブラジルからは大豆の全輸入量の13.5%を輸入しています。

ブラジルは米
国に次ぐ世界第2位の大豆供給国で 近年ではその優れた栄養価が認められ、中国等でも消費が激増しています。

3)バイオエタノールをつくるため

ガソリンに替わるエネルギーとして注目を浴びているバイオエタノール。生産国の第1位はブラジルです。熱帯雨林を焼き払いサトウキビ畑やトウモロコシ畑が造成され、ガソリンとなっていきます。

4)商業伐採

アマゾンで行われている商業伐採のうちのおよそ80%は違法伐採です。他国の安い家具や内装材、合板など木製品の供給のために行われています。

無計画に伐採が行われると、インディオ達の住むより奥深い地域に通じる道路が建設され、更なる開発・破壊が進むことになります。合法で適切に管理された森林からの木製品を購入することが求められます。

4)鉱物を採掘するため

○アルミ

アルミの原料は、ボーキサイトという鉱石です。熱帯雨林地域に多く見つかります。

ボーキサイトからアルミのインゴッド(塊)にするためには多量な電力を必要とするため、熱帯林を壊し、水力ダムがつくられました。アルミはブラジル国内だけでなく先進国へと輸出れます。

○金

今やアフリカ以上の金脈があるというブラジルでは貧困層の人が一攫千金を夢見て金採掘場へと群がります。

金を選別するために1980年代から水銀を用いるようになりました。金1gを採掘するために、水銀3gが必要となります。金の選別を行うために水銀はガスバーナーで空中散布され、残りは川に放出されます。

このため魚を食するインディオの人が水銀中毒に犯され、現在深刻な問題となっています。

   

○カラジャス鉄鉱山の開発について

1967年アマゾン川流域のカラジャス地域で、世界一の鉄を埋蔵しているカラジャス鉄鉱山が発見されました。

鉱山はすぐに開発がはじめられ、日本のODAが投入され、大規模なものとなりました。

110トンの鉄を生産するためには200,000トンの採掘が必要とされます。そして、国外に輸出するために大西洋側の港までの鉱物運搬用道路、鉄道が 引かれ、湾岸整備が行われました。

鉱山開発のためにこの地に暮らしていたカラジャ族4,000人が生活基盤の土地を失うこととなりました。

掘り出された鉱物の36%が日本へたどりついています。
マンガン、金、ボーキサイト、アルミ等の開発についても、日本は融資、そして大きな消費先として 重要な役割を担っていることはいうまでもありません。


カラジャスの鉄鉱山


金採掘のために使用される水銀に
よる汚染中毒(インディオ女性)
     
  アマゾンの森は再生することができません


森が焼かれています


焼き払われた森


開発が進むアマゾンの森の様子を、熱帯森林保護団体の代表、南研子氏はこう話します。


ブルドーザーが熱帯森林をなぎ倒し、数週間、乾燥させた後、森に火が入れられます。
何日もの間、まるでキノコ雲のような煙がもうもうと立ち上がり、周辺は大きなたき火の近くにいるような状態。鼻を突く匂いがまん延し、風が吹くとその煙がインディオの村にも届き、目や喉が痛み、呼吸するのも大変なほどです。』

『そこここに黒焦げになった木が倒れていたり、そのまま真っ黒で立っている木は、まるで悲鳴を上げ、息絶えた人間の姿のようにも映ります。』

また開発は、そこだけにとどまりません。
そこに住む先住民に全く知らされることなく、物資を貯蔵するための倉庫や物資を都市に運ぶための幹線道路を作るために、また熱帯雨林が切り開かれます。

『アマゾンは酸性土で、決して肥沃な土地ではありません。
樹木層は高さが70メートルもあるのに対し、土壌は数センチから数十センチしかありません。
木が切られたり焼かれると薄い表土が雨水で流され、回復不能な荒地と化してしまいます。

もとに取り戻すには百年単位での時間がかかるような土地なのです。それなのに、急速なスピードで森が失われています。
今、止めないと、手遅れになってしまうかもしれません。』


 

  アマゾンは種の宝庫です

カワウソ

ランの原種

ワニ

オウム

豹の子ども

 カピバラ(世界最大のげっ歯類)

アマゾンは、世界に現存する最大の熱帯林です。氷河期にも緑が残ったため、多くの種の避難場所となりました。地球上の生物遺伝子資源の約半分が生息しているといわれている、世界でも類い稀な地域です。

西洋医学で使う医薬品の原料である薬草の一部はアマゾンの熱帯林から発見されます。

今、その生物種が、猛スピードで絶滅しています。毎日100種以上の動植物が絶滅しており、あと40年で地球上の種の4分の1が絶滅する速さです。

その中でも「インディオ」という人の種も絶滅の危機に瀕しています。

500年ほど前に白人がこの地にやってきてから、虐殺、奴隷化、白人の持ち込んだ病気によって当時約1,000万人近く存在していたであろうというインディオが現在32万人(FUNAI調査、96年)に減少しました。

実に96%のインディオ達が死滅しています。
日本の消費経済を支えている原料は、インディオのジェノサイド(殺戮)を礎として、確立していったともいえるのです。

     
  望みを託して 〜熱帯森林を守るための植林事業〜

マホガニーの苗木

植林2年後のマホガニーの木

支援対象地域はブラジル政府が正式に承認した先住民保護区にも関わらず、高級家具材となる良質なマホガニーやアロマテラピーで使用するババス椰子が密猟者により乱伐され、絶滅の危機に瀕しています。

熱帯林は脆弱で、一種でも減少すると全体の生態系にまで影響を及ぼすため、当団体では1997年より森の再生と活性化を目的とした植林事業を実施しています。

2006年はブラジル、カヤポ族居住区内のゴロティレ地域の2集落(メベンコクレ村、コカイモロ村)に現在減少の一途を辿っているマホガニー11,000本と、緊急に現地住民からの要望で先住民の大切な食材となるピキ2,000本の植林を行いました。

まず4月に、メベンコクレ村に苗木保管小屋を建設し、町で購入したマホガニーとピキの苗木をセスナ機で空輸しました。

7月に当団体スタッフの南研子と白石絢子、ブラジル支部スタッフのパウロ・ピナジェが現地に入り植林地周辺を視察し、7月中旬に当事業責任者の専門家ブルーノ・アバレロ氏と監視責任者ワイワイ氏(カヤポ族)が指揮をとり、現地住民約300名の協力のもと、乱伐跡地2カ所(50ヘクタール)に1ヶ月かけてマホガニーの苗木10,000本とピキの苗木2,000本の植林を実施しました。

しかし、世界的異常気象の影響はアマゾンも例外ではなく、近年降雨量が増えているため根腐れや根付かなかった苗木が出てきてしまいます。このため10月に、マホガニー1,000本の増植林を行いました。現在は活着率が70%を越え、順調に育っています。

植林後のアフターケアはアバレロ氏が責任者として各2集落の担当者と連携をとり、それぞれのチームで植林現場のパトロールを実施しています。

また、今後も現地住民による植林現場の監視は継続し、進捗状況や緊急事態の連絡はブラジル支部を通じ、随時当団体に報告する体制にあります。

※2006年度植林事業の更に詳しい内容については、こちらをご覧ください。

その他熱帯森林保護団体では、熱帯雨林をまもるために、下記の事業を行っています。

○不法侵入者による野生植物の乱伐、野生動物の乱獲を阻止するための支援活動
○鉱物資源採掘や牧場造成、大豆畑等の開発による熱帯林減少加速の対応策としての植林事業 
○熱帯林に暮らす野生動物、植物の調査と保護活動 
○現地住民協力のもと、不法侵入者による野生種乱獲の監視プロジェクト実施 
○ブラジル政府に対して以上のアドボカシー(提言)活動 

   
  皆様のご支援をお願いいたします 〜先住民への支援をとおして熱帯林を守る活動へつなげます〜

ブラジルアマゾンの熱帯林は、複雑な要素が絡み合って減少しています。

熱帯森林保護団体では、森を守るためには、森を生活の一部として生きている、「森の番人」である、先住民を支援することが、結果として熱帯林の保護につながると考えています。

生活の基盤をジャングルに置く先住民は、畏敬の念をもって自然と接し、何万年にも渡り「持続可能な開発」方法で森と共に生きてきました。アマゾン全体が彼らの生活の一部です。彼らは独自の生活文化の存続を強く願っており、先住民こそが「森の番人」であるということができます。

また、文明という迷路から脱出するための鍵を先住民と呼ばれている人たちが握っているように思われます。

大規模な環境破壊が世界中で展開され、自然との共生のありかたを今一度認識する時期にきています。熱帯林が全滅する前に、今こそ一人一人の意識変革(パラダイムのシフト)が必要であると考えます。

この美しい地球を、子どもたちの世代にも残しておくことができるように、今、私たちはできることをしたいと願っています。
ご理解と皆さまのあたたかいご支援をお待ちしています。

   

【主な事業U】
先住民の子どもを対象とした識字教育事業
  先住民の住む地域は今


どこの家からも村全体が一望できる

開発に反対するインディオ

理不尽な開発計画に対し政府を相手に抗議集会を開くが、往々にして経済優先の論理に従い、
開発(ダム建設、鉱物採掘)が実施されている。

熱帯森林保護団体の支援対象地は、ブラジルの中央部に位置するパラ州とマトグロッソ州にかかる「シングーインディオ国立公園」および「カヤポ族居住区」です。

総面積は18万Ku、日本の国土の約半分です。1991年11月26日にブラジル政府が正式に先住民国立公園として承認しました。

この地域には17部族、約2万人の「インディオ」 と呼ばれる先住民の人々が暮らしています。電気、ガス、水道もなく、貨幣経済システムを取り入れずに狩猟・採集の営みをし、自然の摂理に合わせて独自の伝統文化を継承して存続しています。

ところが近年、この先住民保護区の周辺で開発が進み、今までの暮らしが脅かされています。
部族によっては耕作を始めたところもありますが、これは近年、周辺で牧場造成や鉱物採掘の開発により、森が破壊され野生生物が減少したことが一つの要因です。

中には都会に憧れ、ポルトガル語も話せず集落を飛び出し、外部との格差に耐え切れず自らの命を絶つ若者や、金採掘業者に訳のわからぬままサインをさせられ、労働を強いられ、挙句の果てに水銀中毒やエイズ感染で命を落とす者も現れています。全て外の世界への認識不足が招いた不幸な出来事といえるでしょう。

先住民支援のための国の予算は年々カットされており、現在はNGOの支援金によって、様々な事業支援が展開されています。


   
  子どもを対象とした識字教育事業


授業風景

インディオの生徒たち

インディオ教師メンバーとブラジル専門家たち

ある日、先住民カヤポ族ゴロティレ地域のリーダーであり、この地域の行政責任者でもあるメガロン・チュカハマエから、次のような強い要請がありました。

『インディオ世界の知恵だけで、ポルトガル語もわからず外部の情報を知らずでは、次世代の存在が危ぶまれる。

数年後には必ず貨幣システムも入り、価値観も変化してくることだろう。時の流れに逆らうことは難しく、このままではブラジルの社会の最下層に従属せざるを得なくなる。

せめて共生の中で巾のある選択枝を子供たちに与えたい。そのために、集落内に学びの場を設け、教師を招き識字教育を実施したいので是非力になってほしい。』

強い要望を受け、この事業への支援を決断しました。


1994年から、寄付金や助成金で6箇所(パナラ・カポト・カショエラ・クベンコクレ・プカヌ・パウ)に寺子屋風の学校を建て、FUNAIのメンバー、ブラジリア大学の専門家たちが独自の教材を作成し、約500人のインディオの子どもを対象として実施しています。

過酷なジャングル暮らしに、教師の8割はマラリアに感染し、責任者のマリア・エリーザは20回以上発病しています。しかし
20数年シングー地域を支援し、現地語も習得している彼女はこの識字教育を命がけで遂行しています。

長老も伝統文化継承の授業で教壇に立ちます。教室には子供達だけでなく、鳥やバクやアリクイ等も参加しての微笑ましい風景が見られます。

最終目的は自助努力により、自立への道として、インディオ自身による学校組織運営の樹立を行い、法的に認知されることです。

97年にはインディオ教師が初めて誕生し、パラ州教育委員会の高い評価を得、2000年からの事業支援が決定しました。

また2005年にはポストピアラスにおいて、日本政府や日系企業が資金援助し、必要な機材を当団体が支援し、新しい学校を建設しました。この学校には初めてコンピュータを導入しました。

  

   
  その他様々な事業を行っています
熱帯森林保護団体では、今後も熱帯林と先住民の命を支援していきます。
上記事業のほか、下記のような事業を行っています。

◆医療支援事業

本来来この地にある風土病などは、呪術師が医者としての役目を果たし、薬草で完治しますが、部外者が持ち込んだ感染症などは、免疫力がないインディオにとっては脅威になります。

過去には、熱帯雨林に眠る資源を狙い、意図的に病原菌が持ち込まれたこともありました。

はしかやインフルエンザ、結核等に対して緊急医療支援を行っています。また、医薬品やビタミン剤の物資提供も行っています。


医薬品支援


結核治療支援

 


バナナ


収穫したバナナ

◆経済自立支援事業

現在、支援対象地域のインディオ社会は貨幣制度が確立していません。しかし、ここ数年で確実に貨幣は導入されるために、インディオ自身による経済的自立が必要となります。

それぞれの土地にあった農産物の収穫は外部に市場と流通を確保すれば、それぞれの集落の収益になるため、熱帯森林保護団体ではバナナ事業等を支援しています。
 

◆物資提供事業

先住民のニーズがあり、緊急かつ需要がある物資(ボート、エンジン、船外機など)の提供を行っています。

移動手段として水路を利用しているインディオにとって、船とボートは時として命綱になります。

また過酷な自然状況下において、機械の磨耗が早いために企業の専門家を招き、メンテナンスをインディオの若者に教えるコースを行いました。


支援したエンジンとボート


専門家による船外機講習風景

 

伝統文化収録風景

◆先住民文化保存事業

インディオの知恵は、文明社会に生きる人々にとってもキーワードになるような
知恵が隠されています。

彼らの伝統文化を記録、保存することも重要な支援事業です。ビデオ、本、CDの制作や展示会での紹介等、先住民の文化記録プロジェクトを行っています。

   
  参考:インディオの子育てと通過儀式について

インディオの社会では、赤ちゃんが生まれるとお母さんは約2ヶ月間育児だけに専念します。肌身離さず赤ちゃんをいつも抱っこしています。お母さんの世話は家族が協力し、皆で赤ちゃんを育てます。
   

そして子ども達は子ども達の社会の中で育っていきます。インディオは子どもの社会が確立しており、大きい子どもが小さい子どもにジャングルで生きる知恵を遊びの中で伝えていきます

大人はよっぽど危険なことがない限り介入せず、子どもの社会を尊重し、見守っています

   


子どもの名前をつける祭り 

男子の通過儀式の前

女子の通過儀式を終えた直後

<大人になるまでの儀式>

独自の文化を継承するこの地域に暮らすインディオの人々は、私たち文明社会とは異なった価値観のもと、様々な儀式を執り行います。

○大人になるまでに4回名前を変えます

シングー川中流域に暮らすカヤポ族の人々は、子どもが大人になるまでに名前を4回変えます。過酷な自然状況下で成長していく感謝の気持ちを天に伝えるためにこの儀式を執り行います。(左写真上)

○男子の通過儀式

そして大人になる通過儀式として、男子は呪術師が調合した毒を飲み、死と向き合います。(左写真中央)

○女子の通過儀式

女子は初潮が始まると家の一区間に隔離され、一年間誰とも会わずに自分と向き合います。(左写真下)


無事通過儀式を終えた男女は自立した人間として、自己が確立し、素敵な大人になります。