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※国際協力NGOについては原則として1団体につき主な2つの事業のご紹介をしています。
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ヒマラヤ保全協会は、ネパール・ヒマラヤの山村で、住民とともに植林・森林保全にとりくんでいる
国際環境NGOです。
「100円で1本の木が植えられます」をキャッチフレーズに、2014年度にはヒマラヤ植樹100万本
達成をめざして活動をすすめています。
   

【主な事業T】

植林・森林保全事業


ネパール西部のダウラギリ山麓地域において、地域住民の主体的参加による植林事業をすすめています。

特に、住民の生活基盤をつくる
「生活林」(日本でいう里山に相当)を
つくりだしているのが特色です。

【主な事業U】

農民の生活改善

ネパール・ヒマラヤの山村僻地では、薪・堆肥などの運搬が重労働になり問題になっています。特に、女性と子供に大きな負担がのしかかっています。

また、毎日の炊事にいまだに薪が使われており、薪の伐採による森林破壊がいちじるしくすすんでいます。

具体的な活動は次の通りです。
(1)苗畑を建設、苗木を育てる
・苗畑委員会を組織、苗畑管理人を決める。
・植林計画をつくり、樹種を選定、種子を購入する。
・苗畑で苗木を育成する。

(2)植林をすすめる
・適切な植林地を調査・選定する。
・植林地に村人が苗木を植樹する。
・森林委員会が中心になって森林保全体制をつくる。

【活動国】    ネパール
【支援対象者】 地域の住民

【支援分野】  植林・環境保全


また、毎日の炊事にいまだに薪が使われており、薪の伐採による森林破壊がいちじるしくすすんでいます。

さらに、農民には現金収入がないため、子供たちを学校に行かせることもできません。
そこで、ヒマラヤ保全協会は、これらの問題を解決し、農民の生活を改善するために、次のプログラムを実施します。

(1)運搬労働を軽減
(2)改良かまどを普及
(3)現金収入を得る
【活動国】    ネパール
【支援対象者】 農民
【支援分野】  生活改善
   
 
  ネパールの概要


ネパールは沖縄本島とほぼ同緯度の亜熱帯に位置し、国土は、北海道の2倍ほどの面積の小さな王国です。

南は標高100mほどの低地、北は世界最高峰8848mのエベレストなど、7〜8000mのヒマラヤ山脈があり、
標高差は世界でもっとも大きい国です。 この国土に2600万人の人々が暮らしています。

国民の8割はヒンズー教徒で、カースト制度による身分区別が今でも存在しています。また50を超える民族があり、ネパール語を使わない人々も多くいます。

1日1ドル以下の所得で暮らす人々が人口が4分の1を占めるアジアの最貧国であり、小学校を卒業できた児童は、今でも半数にとどまっています。

最近は平和を取り戻しつつありますが、政情は不安定です。
2001年には当時のビレンドラ国王が他の8人の王族とともに殺害されるという大事件が起こりました。

その後ネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)の武装闘争による治安悪化、国王の直接統治、反国王運動の激化という動乱が続きましたが、2006年11月には武装闘争を続けてきたマオイストを含む8政党が和平に正式合意し、王制存廃を焦点とした新憲法制定のための制憲議会選挙が開かれるなど、民主主義への道を歩みはじめています。

人々は国土の8割を占める山岳地帯で、家畜の放牧や農業で生活を立てて素朴な生活を送っています。村人たちは、生活に必要な燃料を薪に、家畜の飼料を木の葉にと、深く森に依存し、自然と共に暮らしています。
   
  ヒマラヤ保全協会の事業地について
   
★近代化で崩れる自然とのバランス

近年急速な近代化にともない、人口増加や観光客の流入などにより森林が減少していくとともに、新しい価値観の影響で伝統的な文化が衰退しています。
また、お金がないと生活できない世の中になり、現金収入を求めて出稼ぎが増え、村の活力が衰えていくなどの問題がおこっています。

★現金収入を求めて出稼ぎへ

事業地のひとつ ミャグディ郡は標高1500m〜2500mに位置し、マガール族という山岳民族が暮らす村 々が山間に点在している地域です。
村の人たちは、ヒエやトウモロコシ、ジャガイモな どを作る農業で生活を営んでいますが、働き盛りの男性はほとんどインド軍やイギリス 軍の傭兵(グルカ兵)として、海外へ出稼ぎに行っています。  

軍隊に入れない人は、カトマンドゥやポカラといった都会や、中には中近東や韓国、 日本へ労働者として出稼ぎに行くこともあります。出稼ぎに行く理由は、村では現金収 入を得られる仕事が十分にないからです。数十年前まではお金がなくても生活できたよ うですが、今は食料(村では作れない米、油、塩など)、生活雑貨(衣類など)を買ったり、学費にお金がかかります。

★荒廃する森

村人の生活には、森はかかせません。森から採れる様々なものが村人の生活を支えています。料理をするには薪が必要ですし、草や葉は家畜の餌に、落ち葉は畑の資料になります 。また、木の実やきのこ、野草も大切な食料になります。竹のカゴに入れて運ぶ薪や葉 の重さは約50kgにもなり、運ぶのはとても大変です。若い男性が出稼ぎで村にいないと 、こういった仕事、農作業、家事はすべて女性がしなければなりません。また、水汲み も女性や子どもの仕事です。

昔は男の人が家畜を遠くまで連れていって放牧していたのに、人手が足りないので村の近くですませたり、薪や飼料用の草木も手近な森から採るようになりました。そのため、森がどんどんなくなって遠くの森まで行かなければならなくなりました。
 
  ヒマラヤ保全協会の活動 〜村人自身による地域活性化のサポート

ヒマラヤ保全協会は、ネパールの山岳地域で環境や文化といった独自の「風土」を護り育てるため、地域特性をいかしながら、現地の協力団体「IHCネパール」や草の根の人々とのパートナーシップにより、森林保全、文化保全、代替エネルギー、適正技術、環境教育、伝統医療等のプロジェクトを共に行っています。そして人々の問題解決力の向上・生活向上・自立への努力・地域活性化を支援しています。

村人自身が問題解決能力をつけて、村の中で現金収入を得ることができ、そして生活環境が改善され、自然や文化を誇りを持って守っていけることをめざして活動を行っています。

 
  【主な事業T】 植林・森林保全事業
 
◆ネパール・ヒマラヤは森林減少地域です 
2000〜2005年に減少した世界の森林は、年平均で約730haであり、これは、1分間につき東京ドーム3個分、1時間では179個分に相当する森林面積が減少していることになります。

ネパール・ヒマラヤも森林減少地域であり、当事国だけで植林・森林保全をすすめるのが困難な現状を踏まえ、今後、植林・森林保全の国際協力がますます重要になってきます。
 
◆12年間で約72万本を植樹します
ヒマラヤ保全協会は、ヒマラヤの山村において現地住民の協力のもと、1996年から、苗畑での苗木の育成、ボランティアによる植樹をおこない、12年間で、約72万本を植樹、約1,500ha(東京都の渋谷区に匹敵する面積)の森林を再生させました。

この活動を通じて、現地住民にとって森林を保全し自然環境を守ることは、自分たちの生活を豊かにするという理解を促進し、この住民の大きな意識改革により、現地住民と協力して事業をすすめれば、自然を再生させ、かつ持続的な環境保全が実現できることをしめすことができました。
 
◆森林保全と住民の生活のために

(1)地球温暖化の対策として重要です

今日、地球環境問題として地球温暖化がクローズアップされています。
地球温暖化は、温室効果ガス(CO2)の増加によってひきおこされているとされ、その削減が世界的な課題になっています。
CO2削減のためには、その排出量を減らすとともに、それを吸収する森林を増やすことが必要です。

このような意味で、森林減少がいちじるしくすすんでいるヒマラヤにおいて植林活動をすることには大きな意味があり、ヒマラヤの森林は、ヒマラヤだけのものではなく世界へとつながっています。

(2)自然環境を保全します

森林は緑のダムと言われるように、森林ができると樹木が土地に根をはり、地下水をはぐくみます。
ヒマラヤは南アジアの水源域として重要であり、森林は、その水資源を涵養するためになくてはならないものです。
また、雨季の豪雨のとき、樹木の枝葉がクッションとなり雨滴が表土に直接あたらなくなるので、土壌流出をふせぐ効果も生じます。

水資源の涵養、土壌保全のほかにも、動植物の保護による生物多様性の保全、景観の保護など自然環境を保全するための様々な効果が生み出されます。

(3)住民に森林資源を供給します

ヒマラヤで暮らす人々は、森林の中に入り込んだ生活をしており、その暮らしは森林資源に高度に依存しています。
たとえば、ネパール全体で消費する全エネルギーの70%が薪であると言われています。家庭での調理用、暖房用の他、レンガ製造などの工業用熱源として薪は使用されます。

また、山間部では放牧する草地が少ないため、樹木の葉を家畜飼料として人力であつめて家畜に食べさせています。
つまり、彼らは、森林に大きく依存したライフスタイルをもっています。

ヒマラヤの植林活動は、薪・家畜飼料・材木・食料・薬草・堆肥・換金作物・水などの「森林資源」を住民に供給し、住民のもっとも重要な生活基盤をつくることにもなります。

(4)住民の生活を改善します

植林により、薪やその他の森林資源を豊富に生み出す森林が集落の近くに再生されると、農業の改善ととともに、住民の社会生活も改善できます。ヒマラヤ保全協会は、住民の生活基盤となる森林を「生活林」と命名し、単に木を生産するだけではなく、地域住民の生活を積極的に改善する努力をつづけています。

生活林とは日本でいう里山に相当するものです。森林を利用しつつ育てるという仕組みができあがれば、森林と住民の循環的関係が構築され、自然と人間が共生していく道をひらいていくことができます。

 
目標:ヒマラヤ植樹100万本
2011年、私たちは、ネパール西部ダウラギリ地域であらたな植林活動(生活林づくり)をはじめることになりました。あらたに苗畑を建設、苗木を育成、年間約6万本の植樹をしていきます。

2014年度には、ヒマラヤ植樹100万本の達成をめざして植林事業を展開していきます。
 
  【主な事業U】 農民の生活改善
農民の生活改善事業として次のプログラムを実施します。
(1)運搬労働を軽減

ヒマラヤ山村民は、炊事に必要な薪、農業生産性を上げるための堆肥などを、毎日のように、森林から居住地まで運んでこなければなりません。

そこで、薪や堆肥などを運搬しやすくするために、農民のための山の道(トレール)をつくり、特に、女性と子供の労働を大幅に軽減します。


(2)改良かまどを普及

ヒマラヤ山村僻地には、プロパンガスなどは普及しておらず、今でも、薪をつかって毎日炊事をしています。
そこで、すこしでも熱効率を上げて、薪の使用量が少なくても効率よく炊事ができるようにするために、金属製の改良かまどを各家に普及します。
これにより、薪の使用量を減らして、薪伐採による森林破壊をくいとめるとともに、農民の食生活も改善します。


(3)現金収入を得るために

ヒマラヤ山村僻地で暮らす人々は、農業を基盤とした自給自足の生活を今でもしているため、現金収入がなく、子供たちを学校に行かせることもできません。

そこで、地元の森林資源を活用した、織物事業、紙漉事業、養蜂事業、椎茸栽培事業などをおこない、農民が現金収入を得られるようにし、子供たちを学校に行けるようにします。