運営母体ご寄付状況 | 感動秘話コーナー よくある質問お問合せサイトマップ
           
※原則として1団体につき主な2つの事業のご紹介をしています。
  当サイトでご紹介する事業以外にも、様々な国で様々な事業を行っております。詳しくは各団体のHPをご覧ください。


Friends of the Earth Japan
FoE Japanのホームページへ
FoE Japan詳細データ
NGO紹介ページへ
 

特定非営利活動法人 FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン) とは…

FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)は、地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGOです。
世界約70ヵ国に200万人のサポーターを持つFoEのメンバーとして、日本では1980年から活動を続けてきました。メンバー団体は先進国のみならず、旧共産圏や発展途上国を多く含み、「先進国に偏らないネットワーク」の視点を大切にしています。

この地球で生きるすべての者たちが共存し、公平で心豊かに暮らせる社会を目指し、気候変動や森林破壊、途上国の開発援助などの国際的な環境問題への取組みから、国内における脱使い捨て社会の実現に向けた活動など、幅広く活動を行っています。

( 2010年7月 国税庁より、認定NPO法人として認定されました。)

 
 

【主な事業T】

八王子・宇津木の森 里山再生プロジェクト
〜みんなで取り組む森づくり〜

薪や炭を燃料にしたり、落ち葉を集めて畑に入れたり、かつて暮らしと密接に関わり循環していた里山の自然。ライフスタイルが変わった今、人の手が入らなくなり荒れています。
森を身近に感じて暮らすことが、里山の循環を取り戻す第一歩。東京八王子・宇津木の森で、森の産物を活かしながら保全作業を進めています。
【活動国】    日本国内
【支援対象者】 自然
【支援分野】   環境保全

【主な事業U】

日本の鉱山開発で汚れた河に、
日本の責任で水質改善を
〜フィリピンの村人に安全な生活環境を戻したい〜

50円玉や100円玉、携帯電話、ステンレス等に利用され、私たちの生活に欠かせないレアメタルの一つ「ニッケル」。日本企業がその原料を開発する海外の現場で、水質汚染など深刻な環境社会問題が起きています。
FoE Japanは、地元の先住民族・環境団体と協力して、日本企業がフィリピンで行なってきたニッケルの鉱山開発や製錬事業の問題改善に取り組んでいます。

現地の方々の健康被害を未然に防ぎ、安全な生活を確保すべく、河川等の水質調査を継続的に行い、その結果を基に、水質汚染源の特定と改善など日本企業の責任ある対応を求めています。
【活動国】    フィリピン
【支援対象者】 一般住民
【支援分野】   環境保全
   

【主な事業T】
八王子・宇津木の森 里山再生プロジェクト 〜みんなで取り組む森づくり〜
   森と人のつながりをつくる

ホダ木に菌を打ちキノコを育てる
「保全」というと、木を伐ってはいけないのでは?と思うかもしれません。でも里山は、原生林とはちがい、人が手を入れ、育ててきた森です。

たとえば雑木林では15〜20年ごとに伐採し、切り株から出た芽を育てていました。伐採した木は薪や炭などの燃料や、キノコを育てるホダ木に使いました。

暮らしに必要だから森に手を入れ、繰り返し育てることで、里山の豊かな自然が維持されてきました。里山の循環をとりもどすには、いまの暮らしに合ったやり方で森と人のつながりをつくることが大切です。

 
   里山再生へ  参加・支援をお願いします
東京八王子・宇津木の森は、東京都の保全地域に指定され、住宅街に囲まれながらも、雑木林・栗林・竹林・針葉樹林・草地など変化に富んだ自然が残されています。2002年から、FoE Japanが東京都と連携して保全活動を進めています。

伐採作業 竹は放置するとどんどん増える


○森の保全活動

草刈り、木や竹の伐採、散策路整備、落ち葉かきなど、年間を通じた森の保全作業を、月2回実施しています。


薪割り楽しいね

○森の恵みを活かして

落ち葉腐葉土づくり、きのこ栽培、木工など、森の産物の活かし方を模索し、実践しています。

伐採した竹を使った「流しそうめん」や、薪を使った「石窯ピザパーティー」など、森の恵みを味わうイベントも開催しています。

専門家が指導、エンジン刈払機講習会

○技術講習会の開催


この活動は、作業は初めてという参加者がほとんどです。

安全に作業ができるように、定期的に技術講習会を開催、道具の使い方を習得していただき、作業技術を磨きます。
身近な自然に親しみ、楽しみながら、豊かな里山の循環を取り戻そうと、ボランティアを募って活動しています。
広く参加を募り、充実した活動を展開するために、作業道具、専門家の指導、ボランティア保険など活動資金が必要です。
みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
       

【主な事業U】
日本の鉱山開発で汚れた河に、日本の責任で水質改善を
〜フィリピンの村人に安全な生活環境を戻したい〜
 

 日本とつながりの深いフィリピンのニッケル開発現場


ニッケル開発事業の
行なわれている地域

フィリピンのパラワン州バタラサ町リオツバ村では、1977年以来、太平洋金属がニッケル鉱山開発を手がけ、ニッケル鉱を日本に輸入してきました。
また、2005年には、住友金属鉱山、三井物産、双日が90%出資するコーラルベイ・ニッケル社(CBNC)が同村で、湿式製錬技術による製錬事業を世界に先駆けて開始。
ニッケル製錬の中間品を20年間、愛媛県の住友金属鉱山ニッケル工場へ輸出する計画となっています。

古くから日本とつながりの深いニッケル開発現場の周辺に暮らす、先住民族を含む地元住民の方々は、これまで、ニッケル開発による様々な環境社会影響に懸念を抱いてきました。

漁業を営み、足に皮膚病を
患っている先住民族

2009年1月にFoE Japanがニッケル開発現場周辺の村々で、計133世帯に聞き取りを行なったところ、85%が製錬所の操業後の咳や頭痛の慢性化、皮膚病の症状など、健康の悪化を訴えました。

また、鉱山・製錬所の排水が流れ込む湾内での魚類・貝類の減少等が漁民から報告され、生態系への影響も懸念されています。
 
   環境基準を超える六価クロムの検出



水サンプルを採取し分析
日本の環境基準を超える六価クロムが
検出される

こうした懸念に関する原因特定の試みの一つとして、2009年7月から、FoE Japanは専門家の協力の下、ニッケル開発現場周辺の飲料水、河川水の水質分析を実施。
飲料水から日本の水道法の指針値を超えるニッケルやクロムが検出され、河川水から日本の公共用水域の「人の健康の保護に関する環境基準」を超える六価クロムが検出されるなど、重金属による広範囲な水質汚染の可能性が示唆されました。
六価クロムは発がん性・皮膚疾患等も指摘されている毒性の高い重金属です。

日本企業はこれに対し、「本来の水源でない場所で取水し、配給した」事実を認め、飲料水の水源は改善されました。
しかし、河川水は、鉱山や製錬の工程に起因する六価クロム等の排出を認めたものの、当初、「フィリピンの排水基準を満たしている」との認識を示し、事業者による対策は特にとられませんでした。
   
   地元住民の安全な生活環境の確保に向け、水質調査の継続が必要

ニッケル精錬所


先住民族が生活するエリア

FoE Japanはその後も専門家の協力の下、年2回の水質分析を実施し、ニッケル開発現場の周辺河川で高濃度の六価クロムが引き続き観測されていることを日本企業に問題提起。
こうした調査・提言活動の結果、2012年に入り、事業者は六価クロム流出の軽減対策を取る方針を示しました。


しかし、今後も、
・事業者の六価クロム流出の軽減対策が効果的な対策であるか(水質汚染に改善が見られるか)を検証するため、
・効果的かつ確実な汚染防止対策を確立できるよう、いまだに特定されていない六価クロムの汚染生成メカニズムを解明するなど、より積極的な対応の実行を事業者に迫るため、
継続的な水質データの蓄積と提示、また、提言活動を継続して実施していく必要があります。


フィリピン当地のニッケル開発に日本が深く関わり、そのニッケルから加工されるステンレス等の恩恵を私たちが受けているからこそ、こうした水質汚染等の問題は日本の市民として取り組んでいかなくてはならない課題の一つだと考えます。

   
   他のニッケル開発事業地での問題回避・解決に向けて

先住民への聞き取り調査

レアメタル「ニッケル」の資源確保の動きは、近年、益々活発化しており、フィリピンのミンダナオ島、またニューカレドニアなどでも、日本企業が関わる新たなニッケル開発事業が始まっています。

フィリピン・パラワン島のニッケル開発事業において、周辺河川の水質汚染の原因が明らかになれば、その他のニッケル開発現場においても、事前の問題回避(水質汚染の未然防止)や解決のために役立てていくことが期待できます。