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※※国際協力NGOについては原則として1団体につき主な2つの事業のご紹介をしています。
  当サイトでご紹介する事業以外にも、様々な国で様々な事業を行っております。詳しくは各団体のHPをご覧ください。
 


 

カラ=西アフリカ農村自立協力会
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ASSOCIATION POUR LA COOPERATION ET L'AUTOGESTION
RURALE EN AFRIQUE DE L'OUEST
カラの詳細データ
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特定非営利活動法人 カラ=西アフリカ農村自立協力会 とは…

カラは、砂漠化が進行し行政の行き届かない農村に住み、困難な生活を余儀なくされている人達が、健康で明るい生活を
過ごせるように支援しています。
そのために、村民と共に暮らしながら、彼らのニーズを聞くことから活動がスタートします。
村民が自らの力で生活を改善できるように手助けしています。
 
 

【主な事業T】

自然保護についての新しい取り組み

2008年から『自分の村は自分たちで護る』ことをモットーに森林パトロール隊を31ヶ村に結成しました。

隊員は連日パトロールを実施し、森林の過剰伐採や森林火災を未然に防ぐようにしています。 2007年11月〜現在まで火災は一件も発生しませんでした。

その他、改良カマドの製作・普及、そして栄養改善、生活改善、識字学習の普及などの活動も行っています。

【活動国】    マリ共和国
【支援対象者】 一般住民
【支援分野】  環境保全
【主な事業U】

自立への支援:女性への技術指導


子供に着せる服を作りたいという要望から始まった裁縫や刺繍の指導も、今では多くの女性が、マルシェ(市場)で売ることが出来るほどの技術を身に付け、重要な現金収入源になっています。


2002年からはその収入を元に貸付事業も進めています。



【活動国】    マリ共和国
【支援対象者】 女性
【支援分野】  技術指導
   
 

【主な事業T】
自然保護についての新しい取り組み
  環境保全活動:植林

村のパトロール隊
(ユニフォームを着て毎日巡回しています)

『自分の村は自分たちで護る』をモットーに森林パトロール隊(5人組)を31ヶ村に結成しました。

隊員は自村の所有する森林地帯の連日パトロールを実施し、森林の過剰伐採や薪商人の侵入、森林火災を未然に防ぐようにしています。彼らの努力で2007年11月〜現在まで火災は一件も発生しませんでした。

しかし、村によっては樹木を伐採して販売し、それを生業としている村もあり、すべての村が足並みを揃えているわけではありません。しかし村民の生活に樹木も必要ですので村によって伐採制限量や、それを超えた場合の罰金などを決めています。

環境保全活動には、このパトロール隊だけではなく写真のような啓蒙看板の設置も行い、識字学習で字を覚えた人が読み伝えるというようにして村の人たちの啓蒙を行っています。


環境啓蒙看板
村のパトロール隊
 

また近年は、村の郊外へローカル種のドウグラ、カリテ、ニェレなどの植栽を行っています。これは、以前に行っていた、母親も協力する学校林や村民の造成林、女性の造成林とは異なります。

柵も取り付けなく水も近くにない場合もあり、植栽しても活着率は非常に低くなっていますが、毎年植栽しています。新規に造成する野菜園には防風防砂林を植栽しています。


 
  その他の活動「環境保全活動:改良カマドの製作・普及」

改良カマドを使用する事により、従来に比べ、薪は約半分の節約になります。
環境保全、女性の薪採りの労力を減少、火傷も予防することが出来ます。

改良カマドの製造普及は、現在、村出身のスタッフが中心になり、トウグニコミュン31ケ村を6人で分割し連日活動を行っています。
カマドは女性が毎日使用しますから、女性に覚えてもらっています。材料は身近にある土を用いて、壊れた時には簡単に直せるように指導しています。

   
  その他の活動「栄養改善事業:野菜栽培とタマネギ保存庫の建設」
野菜は栄養改善に役立つだけではなく、女性たちの重要な現金収入源です。

カラが開設した共同野菜園で技術を習得した女性たちは畑で収穫したキャベツ、ニンジンなどを、マルシェ(市場)で販売します。
子供に与える薬代も得ることが出来ます。毎日の食材も増えました。
 
  その他の活動「生活改善活動:深井戸設置」
清潔な水は、飲料水、植林や野菜作りなど、村の暮らしにおいて必要不可欠です。

降雨量が年々減少しているなかで、確実に水を得る為に、カラは手押しポンプ付深井戸の設置を行っています。
 
  その他の活動「生活改善活動:病気予防」
村人たちにとって脅威の一つである風土病マラリアの予防学習、腸内寄生虫駆除剤の投与、エイズ予防学習、家族計画、衛生状態の改善に欠かせないトイレの建設と普及、乳幼児の体重測定などを行っています。
また、村の入り口に、保健教育の表示板を設置、文字を学ぶのにも役立っています。
 
  その他の活動「生活改善活動:エイズ予防キャンペーン」
近年の降雨量の減少により農作物の収穫が減少し、それに伴い食料不足と収入の道が途絶えた為に、若者の出稼ぎが増加しました。

収入を得て帰国しますが、反面、出稼ぎ先でHIVに感染し持ち帰る人が多く見受けられるようになりました。

カラは、彼等に正しいHIVに関する知識を普及し、エイズへの感染予防キャンペーンを毎年数回行なっています。
キャンペーンのときは、村のミュージシャンたちの演奏で人々が集まり女性たちの踊りではじまります。
 
   
  その他の活動「生活改善活動:助産院やトイレの建設」

村に助産院を備えた診療所が建設されました。

村では90%の人がマラリアに罹患しています。薬の購入や、治療もお金をかけて遠くまで行かなくても、これからは村にできた診療所を利用できます。女性は安心して出産出来るようになりました。診療所は村全体で維持・運営する様にしています。ここで働くのは村出身の女性です。

また、新しくトイレも建設しました。

モバ村に建設された産院
母親用と新生児用のベッド

建設されたトイレ
(中は左右に分かれ、自分で使う水を持って入ります)
     
  その他の活動「生活改善活動:識字学習の普及」

村の100%近い人が文字を知りません。病気を予防する知識を身に付けたり、現金収入を得るにも、文字の読み書きが必要です。
まずは自分の名前を書けるようにと子供から大人までランプの灯のもとで学んでいます。
先生もカラの研修を受けた村人です。
 

新しく建設されたモバ村小学校と
そこに通う生徒と教師たち
識字教師のための研修会

識字教室
     

【主な事業U】
自立への支援:女性への技術指導
  自立への支援:女性適正技術指導

カラフルな刺繍をする女性


カリテの石鹸作り

 

カラの運営から離れて7ヶ村の女性センターが村の女性たちの手で活動をしています。 更に2009年度中には、新たに3ヶ村に女性センターが建設され、合計10ヶ村となります。

これらのセンターでは、刺繍、編み物、染色、石鹸作りなどの技術を覚え、近年ではそれを販売して個人の収入も得られるようになりました。女性たちのとても大きな努力の結果といえます。また収入の一部を共同の蓄えとして運営に役立てています。

特に、モバ、コニナ、ママブグー、カニカ、ベレニコ村では、カラのスタッフのアワの後継者が育ち、アワが出張して不在の日には彼女たちが村の女性へ指導しています。


この女性センターが開設される前までは、殆どの女性は収入がなく乾期の出稼ぎが唯一の手段でした。

しかしここ数年は、このセンターでの技術指導のもたらした恩恵と、他の活動(野菜園からの収入、識字学習で自信を持ったこと)の成果が出稼ぎに行く女性数を減少させ、この女性の活動が自立の起点となり、変革を齎しました。

今では、女性センター主催の貸付事業も継続し、地域の女性たちは、働いてきた結果がもたらす成果を自覚し、家族のため、子供の将来を考えて連日活動に取り組んでいます。

 
  自立への支援:貸付事業の発展、市場の建設

女性たち自身の手で小口貸付を行い、
お金の管理もしています。
女性センターでの活動や野菜栽培、また玉ねぎ保存庫の利用、女性が管理する穀物製粉機使用料金からの収入を元手に貸付事業を進めています。

2002年からスタートした貸付事業は、現在までに6ヶ村に広がりました。この貸付事業は人口約18,000人のトウグニコミュン中、1,141人の女性に貸し付けています。

貸付の対象となる女性たちは、5ヶ月の借入れ期間で利息(1割)を支払い、確実に返済しています。貸付額はセンターによって異なり、1000円から2000円と幅があります。すべては女性たちで話し合い取り決めました。


2000年にカラがこの地域で村民の自立を目的とした種々の活動を始める前までは、女性は1cfa(0.26円)の収入も得ることが出来なかったのです。現在は非常に変わり、妻は夫にお小遣いをあげることが出来るようにもなってきました。
 
これらは、すべて彼女たちの活動に取り組む真摯な気持ちと、収入を得ることの価値と喜び、そして自信を実感しているからだと思います。

今は、お金を貯めることだけでなく、これをどのように利用するか、いつまでこの貸付事業を続けて行くかが課題です。これは女性たち自身で相談して決めるようにカラは指導しています。
 
<女性貸付事業の発展状況(貸付期間5ヶ月)>

この表は女性貸付事業の経過を表しています。毎回の返済時には次期の貸付の資金を増やすために、女性たちが新たに得た収入を追加し、元金を増やしています。 
女性委員会名
回数
基本金 cfa
貸付人数
貸付開始日(4ヶ月貸付)返済日
利息収入cfa
追加資金cfa
コニナ村
貸付金10000cfa
1〜17
22,500
9人
2002年5月15日〜9月15日
2,250
670,000
67人
2008年6月25日〜11月25日
67,000
モバ村
貸付金10000cfa
1〜18
32,500
13人
2002年6月15日〜10月15日
3,250
19,250
780,000
78人
2008年6月26日〜11月26日
78,000
ママブグー村
貸付金5000cfa
1〜8
35,000
14人
2005年7月17日〜12月17日
3,500
16,500
255,000
51人
2008年6月23日〜11月23日
25,500
カニカ
貸付金5000cfa
1〜8
50,000
20人
2005年7月17日〜12月17日
3,500
16,500
280,000
56人
2008年6月20日〜11月20日
28,000
ベレニコ
貸付金5000cfa
1〜6
70,000
28人
2006年5月21日〜10月21日
7,000
23,000
290,000
58人
2008年6月21日〜11月21日
29,000
ドンギネ
貸付金5000cfa
1〜6
60,000
24人
2006年5月20日〜10月20日
6,000
11,500
200,000
40人
2008年6月21日〜11月21日
20,000
※各村の2008年11月以降の追加資金については、担当者不在の為延長し、現在継続中です。
 
  女性たちの力が村を変えています


カラの活動が目指すものは、農村の人々の自立、すなわち人々が適切な知識や技術を身につけ、意識を変えることによって、自分たちの力で苦しい生活から抜け出し、より健康で明るい生活を手に入れることが出来るように支援することです。

活動開始から15年が過ぎた今、カラは識字学習、井戸掘り、野菜園や植林地の造成、病気予防、女性適正技術の指導を基本にして、現在は穀物製粉機設置支援、基礎教育充実の為の小学校、診療所・産院や公共市場の建設、それに伴う人材の育成(ポンプ修理技術者、識字教師、改良カマド製作者、看護師、助産師)、特に村の女性委員会の自発的な開設による小規模資金貸付や穀物銀行などの活動への支援を行なっています。

活動へ積極的に参加している女性たちの意識の変化は、村を変える大きな力となっています。穀物製粉機、小規模資金の貸付事業、2005年建設のタマネギ保存庫の管理と運営、産院への管理協力もすべて女性自主管理委員会が行っています。生産物の販売や購入のために村から村への往来が増え、定期バスの便数も増えて都会の情報が村へ直接入って来るようになりました。

村の多くが変わってきたのは、女性の日常の絶え間ない努力によるものです。